吉田あやさんへ
代表選、吉田あやさんがどうされるか分かりませんが、
吉田あやさんが、「再生の道」の今後について、どうお考えなのか、伺いたいと強く思います。
新代表が決まるまでは、発言は難しいかもしれませんが、いずれ、お聞かせいただきたいです。
都議会選と参議院選は、まったく質の違うものですから、分けて考えるべきだと思っています。
都議選に関しては、「都民の選択肢を、幅広く提示する」ということが目的でした。
その意味で、あえて42人の候補を立て、それぞれの候補者が、それぞれの考えを訴え
人によって違いますが(非常に惜しかった方もいますが)、それなりの支持を得たことは、
大きな成果だったと思います。
なによりも、石丸さんが都知事選の時から訴えていた
【一人一人の行動が、社会を、日本を変えられる」という主張は、広く国民に浸透し、日本を動かす力になったと思います。
「再生の道」は議席を得られませんでしたが、他党の結果を見れば明らかです。
その意味で都議選は、100%の結果を残したと思います。
他方、政策をあえて掲げない都議選と違い
唯一の政策として「教育」を掲げ、議席獲得を目指した、参議院選はどうだったでしょうか。
吉田あやさんも、思うところはいろいろあろうかと思いますが、私見を述べさせてください。
私は都民ですが、吉田あやさんの「憤り貯金」には、大変に期待していました。
実際公示直後、「教育改革の3本柱」を示しつつも、
それでも先生方は、「自分のお金よりも、子どもたちと向き合える時間が欲しい」という痛切な訴えを紹介していて
「これはいけるのではないか」と、期待に胸を膨らませていました。
というのも、「子どもたちとの時間」を奪っているのは、国政であり、国政でしか解決できないと思っていたからです。
都道府県、市町村でがんばっているところも、たくさんあるとは承知しています。
しかし、都道府県、市町村は、「法律」だけでなく「通達」「指導」にがんじがらめで、できることには、限りがあります。
先生方が負担に感じる時間について、ここ10年以上、半数程度の方が、「繁雑な事務作業」をあげていると言われます。
この「繁雑な事務作業」を強いているのは政府で、都道府県、市町村ではどうにもできません。
膨大な計画書や報告書、それらが教育に生かされているかどうか以前に、読まれているのかさえもが怪しいです。
そこを追及できるのは、国政だけですから、吉田あやさんには期待していました。
しかし、残念なことに、吉田あやさんの訴えは変わっていきましたよね。
党内事情でいろいろあったことは、宜保さんや浦野さんの発言からもうかがい知ることができます。
吉田あやさんも、つらいことがたくさんあったのではないかと、案じています。
少しずつ、現場の先生方の悲痛な思いには、触れなくなってきましたよね。
その代わりに前面に出てきたのは、「日本の公教育の素晴らしさ」だったように思います。
「他人に迷惑をかけないこと」「整列を守ること」、こうしたことはもちろん大切ですが、
その誇るべき日本の公教育の置かれた問題に、意図的に触れないようにしていると感じました。
選挙戦後半は、「教育改革の3本柱」さえ、ほとんど触れなくなりましたよね。
私は、吉田あやさんが「変節」したとは思っていません。
ただ、「再生の道」という党が、歪んだんだと思っています。
いや、そもそも「シゴデキ」が単なる「エリート集団」に過ぎなかったことの
限界と矛盾が露呈しただけかもしれません。
本来の「シゴデキ」とは、現場の現実を直視し、問題点を分析し、上の意向にかかわらず提言し、現実を解決し成果を上げることだと思います。
そのための具体的な道筋を示し、結果につなげられるのが、本当の「シゴデキ」だと思います。
それができなければ、単なる「エリート」上から目線の思いつきで、これほど迷惑なものはありません。
「再生の道」は、2本目の柱として、「リテラシー教育」の必要性を訴えていました。
しかし、そのための道筋は示されませんでした。
日々の業務に忙殺される先生方に、教えるだけのリテラシーはあるでしょうか。
それでも「リテラシー教育」をせよと、先生方に強要する気なのでしょうか。
4本に分けたコメント、即刻削除されるかもしれません。
この思い、どうしたら届くのでしょうか。
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